土地探しや中古住宅探しを始めると、まず悩むのが「どの不動産サイトを見ればよいのか?」という点です。不動産サイトにはそれぞれ 得意分野・掲載傾向・使い勝手 があり、1つのサイトだけを見て判断するのは、実は少し危険でもあります。
ここでは、代表的な不動産サイト・土地情報サイトについて、特徴・向いている使い方・注意点を整理してご紹介します。
不動産サイト
■ SUUMO(スーモ)
国内最大級の掲載数を誇る総合不動産ポータルサイトです。
特徴
- 新築・中古住宅、土地、マンションまで網羅
- 掲載物件数が非常に多く、更新頻度も高い
- 地図検索や周辺施設検索が使いやすい
向いている人
- これから土地探し・家探しを始める初心者
- 相場感をつかみたい人
- できるだけ多くの物件を比較したい人
注意点
- 情報量が多いため、条件を絞らないと迷いやすい
- 掲載=安全・良質とは限らないため、内容の見極めが必要
■ LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)
検索条件の細かさと情報整理のしやすさに定評があるサイトです。
特徴
- 坪単価、駅距離、土地面積など詳細検索が可能
- 周辺環境・ハザード情報への導線がわかりやすい
- UI(画面構成)がシンプルで見やすい
向いている人
- 条件をある程度明確に決めて探したい人
- 土地の広さや価格バランスを重視する人
注意点
- 地域によっては掲載数が少ない場合がある
- 詳細情報は不動産会社ごとに差がある

■ at home(アットホーム)
地域密着型の不動産会社が多く参加しているサイトです。
特徴
- 地元不動産会社の物件が多い
- 比較的昔からの物件情報も見られる
- 地方・郊外エリアに強い
向いている人
- 地方や特定エリアで探している人
- 地元事情を重視したい人
注意点
- 写真や説明が簡素な物件もある
- 掲載情報の更新が遅いケースもあるため要確認

■ 不動産ジャパン
国土交通省の支援を受けた業界団体運営の公式ポータルです。
特徴
- 宅建業者のみが掲載可能
- 公的色が強く、信頼性が高い
- 売買・賃貸ともに基本情報が整理されている
向いている人
- 信頼性を重視したい人
- 業界団体系の情報を確認したい人
注意点
- デザインや検索機能はややシンプル
- 掲載数は民間大手ポータルより少なめ
■ 土地情報ナビ
土地情報に特化した検索ができるサイトです。
特徴
- 土地条件を中心に整理された情報構成
- 土地探しに必要な基本項目が見やすい
- 他サイトでは埋もれやすい土地情報も拾いやすい
向いている人
- 建築前提で土地を探している人
- 住宅用地に絞って検討したい人
注意点
- 建物情報はほぼ掲載されない
- 詳細な法規・造成履歴は別途確認が必要
■ イエウール
不動産の一括査定・相談系サービスとして知られています。
特徴
- 売却・相場把握に強い
- 地域の不動産会社情報を知るきっかけになる
- 「相談窓口」として使いやすい
向いている人
- すでに土地や家を所有している人
- 売却・住み替えを検討している人
- 地域の不動産会社を比較したい人
注意点
- 物件検索サイトではない
- 査定依頼後の連絡対応が必要になる
まとめ|1つのサイトだけで決めないことが大切
不動産サイトはそれぞれ「情報量」「信頼性」「地域性」「使いやすさ」が異なります。
✔ 相場把握 → SUUMO・HOME’S
✔ 地域密着情報 → at home
✔ 信頼性重視 → 不動産ジャパン
✔ 土地特化 → 土地情報ナビ
✔ 相談・売却検討 → イエウール
というように、複数サイトを併用して情報を整理することが、後悔しない土地・住宅選びへの第一歩です。「サイトに載っているから安心」ではなく、その情報をどう読み取り、どう確認するかが重要だと言えるでしょう。
公的な土地情報・地価情報サイト
■ 全国地価マップ
固定資産税路線価・相続税路線価・地価公示など、複数の公的地価情報を地図上で一括確認できる公式ポータルサイトです。
特徴
- 固定資産税路線価・相続税路線価を地図上で表示
- 地価公示・都道府県地価調査価格も切り替えて確認可能
- 住所検索で直感的に土地評価の目安を把握できる
向いている人
- 購入予定地の「公的評価額」を知りたい人
- 売買価格が相場から大きく外れていないか確認したい人
- 固定資産税・相続を見据えた検討をしたい人
注意点
- 表示されるのは「評価額」であり、実際の売買価格とは異なる
- 個別敷地条件(形状・高低差・擁壁など)は反映されない
■ 不動産情報ライブラリ(国土交通省)
国土交通省が公開している、地価公示・都道府県地価調査・不動産取引価格情報の公式データベースです。
特徴
- 国が公表する地価公示・基準地価を検索できる
- 実際の不動産取引価格(匿名化データ)を閲覧可能
- 市区町村・用途別に価格動向を確認できる
向いている人
- 実勢価格の傾向を客観的に把握したい人
- エリアごとの価格推移を知りたい人
- 不動産サイト価格の裏付けを取りたい人
注意点
- 個別物件の詳細条件までは分からない
- データは過去の取引情報のため、最新市況との差が出ることがある
■ 国税庁 路線価図
国税庁が毎年公表している、相続税評価の基準となる路線価を確認できる公式サイトです。
特徴
- 全国すべての路線価を地図で確認可能
- 年度ごとに切り替えて価格推移を見られる
- 相続税・贈与税評価の基準として広く利用されている
向いている人
- 相続・贈与を見据えて土地を検討している人
- 土地の評価水準を公的基準で確認したい人
- 将来的な資産価値を意識している人
注意点
- あくまで税務評価用で、売買価格とは一致しない
- 路線価が設定されていない地域もある
■ 地価公示・基準地価(国土交通省)
国土交通省が毎年公表する、全国の標準地における土地価格の指標データです。
特徴
- 毎年1月1日時点(地価公示)の価格を公表
- 用途地域別(住宅地・商業地など)に比較できる
- 地価動向を長期的に把握できる
向いている人
- エリア全体の価格水準を知りたい人
- 将来の地価動向を参考にしたい人
- 土地購入を中長期視点で検討している人
注意点
- 標準地ベースの価格であり、個別敷地の価格ではない
- 一般の不動産サイトより情報が抽象的
補足|不動産サイトとの上手な併用が大切
SUUMOなどの 不動産ポータルサイト=「売り出し価格」
公的地価情報サイト=「評価・指標価格」
この2つを照らし合わせることで、
- 価格が相場から高すぎないか
- なぜ安い(高い)のか
- 将来的なリスクがないか
を冷静に判断しやすくなります。
