やっさん

建物のひび割れ対策特集

適切な設計・施工・点検が大切

 建物のひび割れ(クラック)は、使用する材料や施工方法の選択だけでなく、設計段階からの配慮が大きく関係します。そして、完成後も定期的な点検を怠らないことが、長く快適に住まうための鍵となります。
建物のひび割れ対策特集

知識を持てば「ひび割れ=怖い」ではなくなる

「外壁にひび割れを見つけた…」「床に細かい線が…」そんなとき、多くの方が不安になります。「この家、大丈夫なの?」「大きな修繕が必要かも…」と。でも、実際には すべてのひび割れが危険というわけではありません。重要なのは、【正しい知識と見極め】です。
2025年から変わる家づくりのルール(4号特例廃止)

建築士のチェックだけでは不十分?

 建築士が設計し、工事を監理する──これまでの「4号建築物」では、この流れだけで家づくりが進められるケースが多くありました。しかし、2025年の建築基準法改正では「確認申請の義務化」が広がります。なぜ、建築士のチェックだけでは不十分とされたのでしょうか? その背景と理由をわかりやすく解説します。
建物のひび割れ対策特集

大規模修繕・外壁塗装とのタイミングの合わせ方

 ひび割れ(クラック)を見つけたとき、すぐにでも補修したくなるものですが、家全体の外装メンテナンスを見据えると、大規模修繕や外壁塗装とのタイミングを合わせることで、コストや品質面で大きなメリットが得られます。この章では、クラック補修を「単独工事」にしないで済む工夫と、外壁塗装や修繕計画とのベストな組み合わせ方をご紹介します。
住まいづくりの基本(住まいづくりの考え方と進め方)

住宅診断士・建築士などの専門家による点検のすすめ

 日常点検や簡易チェックリストでは把握しきれない問題も、住宅のプロなら早期に発見できます。 見た目は小さなひび割れでも、構造や地盤に関わる重大なサインかもしれません。この章では、専門家に点検を依頼するメリットや、どのような場面で相談すべきかを具体的に解説します。
2025年から変わる家づくりのルール(4号特例廃止)

省エネ義務化に対応するため

 日本では、建物のエネルギー消費が全体の約3割を占めており、特に住宅は冷暖房・給湯・照明など、日常生活に欠かせないエネルギーを大量に消費しています。気候変動対策やエネルギー自給率の向上を目指す中で、国は「建築物の省エネ性能向上」を喫緊の課題とし、次のような背景から取り組みを進めています。
2025年から変わる家づくりのルール(4号特例廃止)

地震・災害に強い家を増やすため

~4号特例の見直しは「命と暮らしを守る家」づくりの第一歩~  日本は世界でも有数の地震大国です。阪神・淡路大震災や東日本大震災、近年では熊本地震など、繰り返し大きな揺れが私たちの暮らしを襲ってきました。こうした経験を通じて、国も私たちも「住...
建物のひび割れ対策特集

簡易チェックリスト(外壁・床・天井・基礎まわり)

 ひび割れや劣化の兆候を早期に発見するためには、定期的なチェックが欠かせません。専門家による点検が理想ですが、日頃から自分の目で簡単に確認できるポイントを知っておくだけでも、被害の拡大を防ぐ大きな助けになります。この章では、建物の主要部位ごとに、ご自身でも確認できる「簡易チェックリスト」をご紹介します。  チェックの際は、晴れた日中の明るい時間帯に行い、スマホで気になる箇所の写真を残しておくと、後日比較しやすくなります。
2025年から変わる家づくりのルール(4号特例廃止)

4号特例があったことで何が楽だったの?

かつて小さな木造住宅には「4号特例」と呼ばれる制度があり、一定の条件を満たせば、建築確認申請に必要な図面や構造の詳細な審査が一部省略できるようになっていました。この特例制度があったことで、家を建てる人・設計する人・工務店や建築士のそれぞれに...
建物のひび割れ対策特集

点検すべき場所と時期

ひび割れ(クラック)は、放置すれば建物の耐久性や安全性、美観を損ねる原因となります。しかし、早期に発見して適切に対処すれば、大きな被害や補修費用を未然に防ぐことができます。ここでは、住宅で定期的に点検すべき場所と、見落としを防ぐための点検タ...